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2005.12.09

自作出走短歌[100]

100:マラソン*
マラソンの息つぎみたいに時々は私を思い出してください
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2005.12.09

自作出走短歌[76-99]

076:リズム*
心臓の鼓動の音を追いながらトトントトンとリズムを刻む

077:櫛*
君の手が櫛になって梳く髪はたぶん私じゃなくて誰かで

078:携帯*
ケータイはちゃんと携帯してください電波も電池もなくしちゃ駄目です

079:ぬいぐるみ*
身代わりに置いていかれたぬいぐるみ さよならくらいは言葉で聞きたい

080:書*
砂浜に書いた文字はすぐ消えて波に攫われ私も消える

081:洗濯*
淋しさを紛らわすため一人きりの部屋で洗濯機をまわす昼

082:罠*
いかにもな罠々しい罠わらえるけどせっかくだからかかってあげる

083:キャベツ*
赤ちゃんはキャベツ畑にいるらしい 今夜一緒にでかけませんか

084:林*
林檎酒をたしなんでるのは初恋の味を忘れないためなんです

085:胸騒ぎ*
ささやかに上下して休みいる胸騒ぎつかれた後のしずけさ

086:占*
好き嫌い好き嫌いすきすききらい花占いのつじつまあわせ

087:計画*
(決行は今夜零時零分に)誰かがささやく夜の計画

088:食*
朝起きて昨日の夜の食べかすをベッドの上で掃除している

089:巻*
白ヒゲがモダンね鋭い目をしてる葉巻パイプのサンタクロース

090:薔薇*
できるなら100本分の薔薇の棘たばねた花束贈ってあげたい

091:暖*
滾らせた炎揺らめく暖炉には写真がいちまい指輪がひとつ

092:届*
青春は続いてますか叫びたいくらいの気持ち届いてますか

093:ナイフ*
リノリウムの床に転がる一本の果物ナイフをわたしと名づけた

094:進*
この先に待つ人もない旅路です進行速度はややおそめで

095:翼*
両翼に彼女とわたしをのっけてるあなたなんか墜落しちゃえ

096:留守*
いつまでも留守番電話を消せないでいるのであなたがまだいるみたい

097:静*
真横には消えない不安がつきまとう 嵐の前の静けさの音

098:未来*
甘くさい言葉ばかり吐いていて未来なんて用意してない

099:動*
不確かな愛の形を知りたがる確かめたがるそんな動物

2005.12.09

自作出走短歌[51-75]

051:泣きぼくろ*
手の平の熱でとろけたチョコレイト泣きぼくろみたいにぽつりひとつぶ

052:螺旋*
おわりとかあるかどうかもわからない螺旋描くやるせなさです

053:髪*
陽にすける髪を梳くその手の温度たいようみたいで安心してた

054:靴下*
靴下も靴もいらない無防備なはだしそれはとても(こわいね)

055:ラーメン*
お手軽なインスタントのラーメンですませるような愛でごめんね

056:松*
門松は立派すぎるくらいでいいさみしい日々をひたかくしにして

057:制服*
卒業してみんな忘れていったって制服だけは色濃くのこる

058:剣*
雨の日にする真剣な話には落とし穴があるから困る

059:十字*
あの角の向こうの十字路に着けば多分ふたりは二度とあわない

060:影*
濃く長くのびる影を踏みつけてさよならなんて言わせやしない

061:じゃがいも*
じゃがいもの芽にある毒素のていどにならあなたを時々にくんでいます

062:風邪*
眠れない夜をやさしく過ごすため喉を通っていく風邪薬

063:鬼*
鬼さんは手の鳴る方へやってきて明日くらいに私は見つかる

064:科学*
恋をした科学者ならば桃色の理屈をきっと話してくれる

065:城*
あっけない幕切れそんな気はしてた 砂のお城はくずれていった

066:消*
当日の消印はまだ有効です告白するならあと十秒です

067:スーツ*
幸せが詰まっているよな四葉色のスーツケースを用意していて

068:四*
エイプリルフール四月一日に愛してるって言うこの困難

069:花束*
天国は意外と近くにあるもので花束抱えて逢いにゆきます

070:曲*
捻くれて捻じ曲がったこの性格かわいげないけど受けとめてよね

071:次元*
今はまだよわいままだし会えません。四次元ポッケをもつ彼だけには

072:インク*
空色のインクで書いた手紙には宛名がなくて今日もあめふり

073:額*
さよならもまた明日も言わない人が額にキスをおとす夕ぐれ

074:麻酔*
夜空から麻酔が降ってきましたね(そうして街は動かなくなる)

075:続*
響かない続かないまた途切れてる 糸はぷつんと静かに切れてる
2005.11.18

出走短歌[31-50]

031:盗*
あの人の顔の数を数えれば月が満ちてく怪盗X

032:乾電池*
充電も乾電池もからだからもうそろそろ眠りにつこうと思う

033:魚*
夏祭りで掬った金魚に似ていると思う今夜は息ができない

034:背中*
噛みつきたいような背中で誘惑をしてくるきみが   本当はすき。

035:禁*
屋上が立入禁止になっていて私に空が届いてこない

036:探偵*
最高の名探偵でも気分屋のあなたの気分にさじを投げてる

037:汗*
ゆっくりと冷や汗伝う感触を確かめている椿になりたい

038:横浜*
横浜の何も知らないふりをしてあなたの横をキープしている

039:紫*
恋人が迎えに来るまでここにいて紫陽花みたいにぬれてるのもいい

040:おとうと*
おとうとはままのおなかでいきをしてそとのせかいでいきをとめたの

041:迷*
最後にはあみだでいいやと言うくせにいつまで迷っているおつもりで

042:官僚*
贅沢な官僚夫人の座を前にちょっと冒険してみませんか

043:馬*
愛される為なら大馬鹿者にでもなってもいいと思えるほどには

044:香*
あの部屋にいた時おぼえた香水がただ強すぎて困っているだけ

045:パズル*
難解なパズルでいたい簡単な言葉でおちるとおもわないでね

046:泥*
わたしだけ覚えているよな泥色の約束いつか綻んでいく

047:大和*
探しびと見つかりましたかささやかなあなただけの大和撫子

048:袖*
こうやって袖振り合うのも何かの縁きれていくのも何かの縁

049:ワイン*
したためた血の色ワインに血の色のくちびる外はネオン血の色

050:変*
えいえんに変わらないものなんてない最後にのこるさよなら以外は

2005.11.18

出走短歌[22-30]

022:弓*
弓なりにそった体で最高の瞬間なんてないって思う

023:うさぎ*
お土産はあれでいいわ、あの月に住んでるうさぎとお餅よろしく

024:チョコレート*
チョコレートに生まれてくればよかったね 最後は溶けてそれでおしまい

025:泳*
人波をかいて泳いでひとりだけ会いたい人がいる交差点

026:蜘蛛*
無意識に吐き出すのやめてよねそれ蜘蛛の糸でしょ捕まえるんでしょ

027:液体*
涙なんかじゃないただの液体です ぜんぜん気にしなくてもいいです

028:母*
なんとなく負けた気がするこんなにも母性本能くすぐったくて

029:ならずもの*
深爪でまた爪かんで痛くってならずもののようね、わたし

030:橋*
かりそめのキスひそやかに橋の下 いつかそんな夜がくるかも


2005.09.29

出走短歌[16-21]

016:たそがれ
放課後のだいだいいろが好きでした たそがれなんて名前をつけて

017:陸
贅沢に呼吸しているぼくたちを陸にあがったさかなが見てる

018:教室
教室でキスのできる場所なんてカーテンのかげと机の下だけ

019:アラビア
フラットとシャープを集めた音だけでアラビア気分を口ずさんでる

020:楽
感情の喜怒哀楽のそのうちのひとつだけをわたしにちょうだい

021:うたた寝
じんせいのなかでいちばん幸せなうたた寝してるいちがつついたち

2005.09.06

自作出走短歌012~015

012:メガホン
ほらもっと近づいてきてメガホンの限界ギリギリなんかにいないで

013:焦
焦らすのがお好きねいつも本題に突入するまでためいきが五回

014:主義
いちご味ばっかり選んで食べている彼女は恋愛至上主義です

015:友
恋人になりたいのなら友だちをやめなきゃいけない二者択一
2005.09.06

過去ログ[21] 題詠マラソン2005

018:教室 ハナ
教室のざわめきみたいちぃちぃと大事な人の血液の音

009:眠 前野真左子
百年も眠り続けてゐるやうな店主 黒猫 棚の『明暗』

002:色 sei
遠ざかる風景にとけてゆくきみのくちびるの色を思い出せない

009:眠 sei
捕まえた兎の時計がうるさくて慢性睡眠不足のアリス

051:泣きぼくろ 行方祐美
君も泣きぼくろれつまで回らない明日死のうと言ってしまえば

027:液体 岩井聡
液体をこぼさぬような歩き方ふと君は「もういい」と呟く

023:うさぎ 穴井苑子
うさぎにはうさぎとしての わたしにはわたしとしての捨てられぬもの

007:発見 たなかたかと
おどろきともものきの繁る公園で死んだわたしを発見しました

003:つぼみ 黒月秋哉
花よりもつぼみが好きと云う人に、咲いたあとのことなんて訊けない。

009:眠 暮夜宴
すやすやと眠るあなたの呼吸だけそれだけ食べて生きててもいい?


2005.09.01

出走短歌011:都

言い訳は無用わたしの電話には都合をつけてとんできなさい
2005.09.01

出走短歌010:線路

つないでるこの手もいつか離される線路が突然途切れるみたいに


  >>いつも突然離されることくらい知ってるよ
     だからって慣れてるわけでもないけれど。

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