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2006.08.21

「贅沢な呼吸」

「贅沢な呼吸」
(題詠マラソン2005詠)

001:声
からからにかすれた声でよびました午前五時には息もできずに

002:色
「お前だけ」はひとりじゃなかったその男、好色でしたあたしバカです

003:つぼみ
散るための準備期間だと知っていてそれでもつぼみは咲きたがっている

004:淡
やさしさで私の首をしめるなら淡い色した真綿でおねがい

005:サラダ
あたしよりサラダを選ぶ人ならばついでにうさぎになっちゃえばいい

006:時*
いつ何時何分何秒地球が何回まわった時に言ったのそれ

007:発見*
くすぐったい発見ね隠れたほくろ初めて見つけた時に似ている

008:鞄*
ありったけのわがままだけを詰めこんだ鞄爆弾ひらりと投げる

009:眠*
満腹で五限目で晴れそんな日は保健室にて惰眠安眠

010:線路*
つないでるこの手もいつか離される線路が突然途切れるみたいに

011:都*
言い訳は無用わたしの電話には都合をつけてとんできなさい

012:メガホン*
ほらもっと近づいてきてメガホンの限界ギリギリなんかにいないで

013:焦*
焦らすのがお好きねいつも本題に突入するまでためいきが五回

014:主義*
いちご味ばっかり選んで食べている彼女は恋愛至上主義です

015:友*
恋人になりたいのなら友だちをやめなきゃいけない二者択一

016:たそがれ*
放課後のだいだいいろが好きでした たそがれなんて名前をつけて

017:陸*
贅沢に呼吸しているぼくたちを陸にあがったさかなが見てる

018:教室*
教室でキスのできる場所なんてカーテンのかげと机の下だけ

019:アラビア
フラットとシャープを集めた音だけでアラビア気分を口ずさんでる

020:楽*
感情の喜怒哀楽のそのうちのひとつだけをわたしにちょうだい

021:うたた寝*
じんせいのなかでいちばん幸せなうたた寝してるいちがつついたち

022:弓*
弓なりにそった体で最高の瞬間なんてないって思う

023:うさぎ*
お土産はあれでいいわ、あの月に住んでるうさぎとお餅よろしく

024:チョコレート*
チョコレートに生まれてくればよかったね 最後は溶けてそれでおしまい

025:泳*
人波をかいて泳いでひとりだけ会いたい人がいる交差点

  (2005年詠)
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Posted at 11:45 | 短歌 | COM(0) | TB(0) |
2006.08.07

「むかしかみさまだけがしってた」’05.03.23

題詠マラソン2003 2nd_1-25

題詠マラソン2003をもう一度走ってみようと思います。
以前とは違った詠み方が出来たらいいなと。


「むかしかみさまだけがしってた」



001:月
今日だけは許されてると知ってるから明日は新月さらば満月!

002:輪
一輪車クラブがあってバランスも保てないのにタイヤがひとつ

003:さよなら
目をそらすくせも治せないままにはがきに書いたさよならがいたい

004:木曜
起きぬけに見えた空は雨ふりで木曜日だしからだがだるい

005:音
砂嵐だけのテレビはもういらない雑音ばっかりもってこないで

006:脱ぐ
昨日朝だっぴしましたベッドわき脱ぎ捨てたその服をもやして

007:ふと
全部とはいわないたとえばささやかなふとしたときのそのくせがすき

008:足りる
箱庭のいびつな形のスペースになにかが足りないそれがさみしい

009:休み
2が出ればゴール1ならひとつ前おいつかれるわ一回休み

010:浮く
浮き彫りにされたちゅうぶらりんな位置でとめられているぼくらの関係

011:イオン
しあわせのクローバーはひそやかにダンデライオンの隣でそっと

012:突破
特攻しかできないなのに突破口ひらけなくってごめんさよなら

013:愛
詳細はわかりきっているでしょう?今更だから割愛します。

014:段ボ-ル
ひっこしは春先がいい つみあがる段ボール分おもい思い出

015:葉
光合成したいというのは生きてくため 葉緑体をわけてください

016:紅
こだわりは人一倍と自負してたおとこには紅玉りんごじゃないと

017:雲
絶対に落ちない雲のあるき方むかし神様だけが知ってた

018:泣く
泣くのには理由が必要なのですか非常出口のランプもないのに

019:蒟蒻
カラフルな氷をつくりたかったの蒟蒻ゼリーは凍死しました

020:害
口移しでくれるのならば喜んで 有害すぎる副流煙も

021:窓
ガムテープでぐるぐるまきにした小屋にはもはや窓は見えなくなって

022:素
淡白ないきものでした この星の酸素二酸化炭素の中で

023:詩
今日までの日記と詩集を生涯のおまもりとして明日はどっちだ

024:きらきら
ビー玉とまちがえました君の目がきらきら光って透っていたから

025:匿う
ブレザーの内ポケットに匿ったトップシークレットしあわせの種

(2005.03.23詠)
Posted at 15:51 | 短歌 | COM(0) | TB(0) |
2006.08.07

「神様のいうとおり」


神様のいうとおり」





ゴディバよりモロゾフよりも手作りを好んでいますと神様はいう





成功の保証はしてあげれないけどチャンスはやれると神様はいう



あの角の占い屋さんは私です 内緒の話と神様はいう



今日くらい信じてくれてもいいのにとなげきなげいて神様はいう



それはもう専門外だ媚薬なら魔女に頼めと神様はいう





かけひきをするのもいいけど今日だけは素直になれと神様はいう


(2005.2.14詠)
Posted at 15:50 | 短歌 | COM(0) | TB(0) |
2006.08.07

「100年たったらあたしを起こして」

「100年経ったらあたしを起こして」
        ++題詠マラソン2004

081:イラク
壁際にいるピラニアは今日だってカイラクカイカン溺れる水槽
082:軟
軟らかい針を刺して眠らせて。100年経ったらあたしを起こして。
083:皮
化けの皮剥いでやるわと意気込んで皮肉ねあたしが剥がされている
084:抱き枕
37度微熱具合持っている適温 抱き枕になってほしい
085:再会
約束の「バッテン」地面にしるすから再会するのはここだけだよね
086:チョーク
キャンパスの代わりにしてた灰色の道路にチョークが転がっている
087:混沌
無機質なベッドの上に無造作に置かれる混沌ことんことん…
088:句
「文句ある?」勝気な瞳でそう言ったネコのおひげがピンってたってた
089:歩
駅からは徒歩10分ですと不動産 心揺れてる君を尻目に
090:木琴
例えるなら君は「木琴」その傍の彼女はきっと「鉄琴」だろう
091:埋
薄桃の櫻の下に埋めたのは約束まみれの薬指です
092:家族
あの人もあたしも君とは他人なのに二人「だけ」が家族になった
093:列
約束を運べずにいる働き蟻 一列行進早く届けて
094:遠
365日経つ今だって遠近法は狂いっぱなし
095:油
完璧な間をもつ君にはかなわない油断もすきも見当たりません
096:類
そういった類(たぐい)のものは受け付けておりませんのでキスだけにして。
097:曖昧
曖昧な言葉はいつも甘すぎて境界線を引き忘れてる
098:溺
約束にまみれた小指は溺れずにすごせる日々を夢見てるだけ
099:絶唱
自己防衛!警報発令!危険地帯!拒絶唱える君にはあえない
100:ネット
真夜中の午前二時光るブラウザ ネットの中で生きてる時間



(2004年詠/マラソン完走)
Posted at 15:45 | 短歌 | COM(0) | TB(0) |
2006.08.07

「ベッドの上の奴隷宣言」

「ベッドの上の奴隷宣言」
         ++題詠マラソン2004


061:高台/高台で二人寝てた 今日だって君がいれば完璧だった

062:胸元/胸元にハートのシンボル添えまして心臓の場所お教えします。

063:雷/ぱちぱちとはぢけるお菓子にそっくりな今日の空は雷スウィーツ

064:イニシャル/林間の秘密の布団は語ってる「好きな人のイニシャル教えて」

065:水色/水色の絵の具大事にしまってた 水の色だと信じてたかった

066:鋼/黒光る鋼みたいな君だから。近づけないでいる理由はそれです。

067:ビデオ/見逃した!誰かビデオに録ってない?大事なミケが映っているのに!

068:傘/差すことのない傘いつも傘立てにつっこんだまま晴れ間は続く

069:奴隷/たった今誓うわだから傍に居て ベッドの上の奴隷宣言

070:にせもの/本物は重すぎるから肩幅に合わせた(ダイヤの)にせものにして

071:追/去るものは追わず だなんて理想論 行かないでってすがるあたしの。

072:海老/揚げたての海老フライは尻尾だけ見せてエビの姿を言い張る

073:廊/橙の夕日の中にいた時の渡り廊下はいやに短い

074:キリン/こんなにも待ちくたびれてほら、この首キリンよりも長くなったわ

075:あさがお/夏休み宿題観察日記では隣のあさがおばっかり見てた

076:降/雨降りの今日はお願い今日だけは、濡れてることを気にかけてほしい

077:坩堝/溶け込んでしまえばいいと思ったよ あたしと君がうずまく坩堝に

078:洋/洋楽はお好きですかと問いただしCDショップで買いあさる午後

079:整形/ずれた文字 途切れたコトバ それはもう整形外科じゃ直しきれない

080:縫い目/的確にそこをつくなよ 粗すぎる縫い目が目立って仕方がないのに


(2004年詠)
Posted at 15:44 | 短歌 | COM(0) | TB(0) |
2006.08.07

「機械仕掛けのかたい心臓」

「機械仕掛けのかたい心臓」
       ++題詠マラソン2004

041:血
君がいる朝もあたしは低血圧 ごめんね 声が枯れて出ないの

042:映画
モノクロのフィルムをまわす映画館 ポップコーンはおいくらですか

043:濃
計算は苦手なんです 理科室で濃度を求める式も忘れた

044:ダンス
ばらばらのステップだけど許してよ ダンスはあんまり得意じゃないの

045:家元
もうここはネヴァーランド ピーター・パン流三代目家元は言う

046:練
朝練の時間は厳守 裏門はずっと開けていてあげるから

047:機械
ぜんまいを巻いてください 動かない機械仕掛けのかたい心臓

048:熱
知恵熱が出たのは誰のせいだろか、そこで知らないフリしてるキミ。

049:潮騒
3年前拾った名無しの貝がらから聞こえたどこかの遠い潮騒

050:おんな
柔らかいあのひと間違いないくらい「おんなのこ」だって思いました

051:痛
「痛ければ左手あげてくださいね」笑った歯科医は我慢を促す

052:部屋
ありふれた一風景の部屋中に散ったキミをかき集めたい

053:墨
真っ白いカーペットに染む墨汁の広がりみたいにしみこむ言葉

054:リスク
ハイリスク・ハイリターンと銘打ってキミに近づく言い訳とする

055:日記
鍵つきの日記帳は誰のためでもないけれどここに置いとく

056:磨
泡まみれになっても浴槽で背中を磨く今日も明日も

057:表情
騙すならもっと上手な表情を覚えた方がよさそうなもの

058:八
過ぎていく時間が早くて考える暇もなかった十八の時

059:矛盾
世界破壊敬天愛人いつだってキミは矛盾をうたってばっかり

060:とかげ
またすぐに生えてくるから大丈夫 そんなあたしはとかげのしっぽ

(2004年詠)
Posted at 15:43 | 短歌 | COM(0) | TB(0) |
2006.08.07

「小指はゆびきりするためにある」

「小指はゆびきりするためにある」


0時に電話するからなんて言わないで 浮かれて秒針眺めてしまう

絡まった小指をゆっくりほどくよに未消化予定はこうして消えた

約束を怠った罰、今日からは擦り切れるまで指切りをして

間違いはあってもいいけど「忘れてた」だけは許せそうにありません

約束はできないと言う将来を指きりだけで信じてみたい

結婚のための薬指ならば小指はゆびきりするためにある

最初から期待なんてしてません。電話がこない言い訳ですが。

他愛ない口約束も夢をみた未来もホントになればいいのに


(2004.09.17詠)
Posted at 15:42 | 短歌 | COM(0) | TB(0) |
2006.08.07

「だから今はやまなくていい」

「だから今はやまなくていい」


雨色の透明ビニール傘買って横断歩道は今日も雨です

刺すような雨の間をすり抜けて泣いてないって叫んでみせる

雨に似た音を聞かせて あいた穴、細く撃ちぬくように鋭く

判決を言い渡します 太陽を隠したキミは有害無罪

気休めと言っては今日もまた吊るす効いたためしのないてるてる

降れ降れとは言えない だって降ったってキミは迎えに来てくれないし

走り書きしたメモどこにいったっけ 晴れたらそこに遊びにいこうか

好きだって伝えるのなら晴れた日がいいから今は止まないでいい


(2004.09.16詠)
Posted at 15:41 | 短歌 | COM(0) | TB(0) |
2006.08.07

「ミルクピラニア」

「ミルクピラニア」


好物は甘い骨だけ 強がりのかたまりだらけのミルクピラニア

水槽に沈んだキミの心臓を欠片も残さず愛してあげる

強欲な少女が飼っていたさかな、乳白色の肉食さかな

背中から腰にかけてのラインには甘い骨が埋め込まれてる

むき出しの牙に気づくくせにその奥のアレにはふたをするのね

噛み付けば歯形が残るその胸にあえてあたしは触れないでいる

くだらない事を話し続けるのもキミとの夜なら甘くて美味しい

(2004.09.16詠)
Posted at 15:40 | 短歌 | COM(0) | TB(0) |
2006.08.07

「にんじん嫌いの上野くん」

「にんじん嫌いの『上野くん』」          ++題詠マラソン2004詠唄


021:胃/思い出をつめてつめてつめすぎて 胃の中荒れた だけど吐けない

022:上野/出席番号1番『上野くん』 にんじん嫌いはなおりましたか?

023:望/希望的観測だとは言わないで 真実なんて片腹痛い

024:ミニ/ほしいのはスモールライト、ミニサイズなあたしをキミのポッケに入れて。

025:怪談/「怪談は苦手なんです」 目を閉じたフリして薄目でそれを見ていた。

026:芝/うらやましいって言ったらキミの方こそと言われた。『隣の芝生は青い』

027:天国/老いた猫 天国だけに夢をみる 今夜おやすみなさいグリザベラ

028:着/もうそろそろキミは到着したかしら?天国行きの切符持って。

029:太鼓/夢なんて終わってしまえば静けさに沈んでしまう、鳴らない太鼓も。

030:捨て台詞/ちっぽけなコトバね。だけど泣いたげる、捨て台詞におどらされてあげる。

031:肌/荒れ放題な肌はあたしに主張する そろそろごまかしきかないようです

032:薬/それぽちの薬でキミが消えるとは夢にも思うことはなかった

033:半/半壊のボロ屋で二人眠る日も柱は変わらず軋みっぱなし

034:ゴンドラ/初めての工作キミが作ったのは一体何か?「ポリゴンドラゴン」

035:二重/憧れは二重まぶたのあのこです 鏡の中で一重が笑う

036:流/2004年流行語大賞になるくらいは君の名前を呼んだ

037:愛嬌/要領も良くはないし不器用で、だけど愛嬌があるから勝てない

038:連/明日持ってくるものちゃんと書けなくて連絡ノートはないも同然

039:モザイク/価値観はひとそれぞれです あたしにもモザイクかけて見えなくしてよ

040:ねずみ/勇敢なケージのはつかねずみの名をリーピチープと呼ぶ実験室

(2004年詠)
Posted at 15:38 | 短歌 | COM(0) | TB(0) |
2006.08.07

「白雪姫にはハッピーエンド」

(過去短歌収録)

「白雪姫にはハッピーエンド」          ++題詠マラソン2004詠唄


001:空/空色の粒子のひとつになりたくて融けゆく風を探している今日

002:安心/フラれたとの報告聞くたび無意識に安心している自分に気付く

003:運/陽も沈むくらいだ だから闇に乗り運河の果てまでゆける<確信>

004:ぬくもり/出ていって構わないけど足元のぬくもりだけは置いていきなさい

005:名前/狂い咲く桜のようにいつまでもキミの名前を呼び続けてる

006:土/手の平の大きさらしい今晩の土星をキミにあげる計算

007:数学/公式じゃ片付けられない事だって言ってた 数学嫌いのキミが。

008:姫/毒リンゴ食べても白雪姫ならばハッピーエンドが待ってるんでしょ?

009:圏外/圏外なら仕方がないけどアンテナが3本たってちゃ諦めきれない

010:チーズ/最高のチーズケーキを焼きましょう(お菓子の家には魔女が住んでる)

011:犬/贈り物 「犬用」鎖付きの赤い首輪を白いあなたの首に

012:裸足/ここは寝室ですからどうぞ靴お脱ぎになって裸足になって

013:彩/真っ白な世界に彩りおとしてく 今日が世界の始まりなんです

014:オルゴール/あの夜の名言「キミの心臓はオルゴールによく似ている」そうです

015:蜜柑/コタツには蜜柑は欠かせない これがキミの部屋での絶対常識

016:乱/乱暴にステッキ振りまわした今日も『紳士』なんて口ずさむパリ

017:免許/助手席に座れる権利を得るために免許はとらない、これが秘訣。

018:ロビー/真夜中の誰もいないロビーにて。「さらって下さい、足長おじさん」

019:沸/「今あたしに触れると火傷いたします 只今血液沸騰中です」

020:遊/定番はお化け屋敷と観覧車、あざとい遊園地のこのルール。


(2004年詠)

Posted at 15:37 | 短歌 | COM(0) | TB(0) |
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