短歌、よんでます。//題詠マラソン/題詠100首blogの鑑賞記+出走短歌//
迷走ランドセル
完走報告(ゆづ)
2006/ 10/ 30**
毎年毎年、ぎりぎりまで唸ってますが今年もなんとか完走することができました。
ほっとしながら、じっくり自作の反省を踏まえて
題詠100首を振り返らせて頂きたいと思います。

いつもペース配分が下手くそでラストスパートで大変なことになっているのですが
題詠マラソン、題詠100首は楽しくてやめられません。

五十嵐様、そして皆様ありがとうございました。
100:題(ゆづ)
2006/ 10/ 30**
宿題はまた明日でいい僕たちは大人にならない夏休みにいる
099:刺(ゆづ)
2006/ 10/ 30**
いつまでも私のままでいたかった子宮に刺さった抜けないあなた
098:テレビ(ゆづ)
2006/ 10/ 30**
真夜中のテレビの光にさらされてひとりっきりが全国ネット
097:告白(ゆづ)
2006/ 10/ 30**
たとえばの話をやめた青空に浮かぶ告白あの夏の日の
096:器(ゆづ)
2006/ 10/ 30**
嘘ひとつさえ満足につくことのできない不器用なあなたが好きよ
095:誤(ゆづ)
2006/ 10/ 30**
かなしみ、と安易に呼ぶなよ誤字脱字だらけの世界は不確かなのだ
094:流行(ゆづ)
2006/ 10/ 30**
あの人は今年流行っているらしい来年になったら好きになれそう
093:落(ゆづ)
2006/ 10/ 30**
落ち葉だけ踏みしめていく秋色のルールでいつかあなたに会える
092:滑(ゆづ)
2006/ 10/ 30**
滑らかな肌を這う指見せられてうらやましいすら思えずにいた
091:砂糖(ゆづ)
2006/ 10/ 30**
ふわふわの砂糖菓子でできているおんなのこだから食べちゃいたくて
090:匂(ゆづ)
2006/ 10/ 30**
やむことのない雨が降り動かない体は土の匂いにまみれて
089:無理(ゆづ)
2006/ 10/ 30**
今すぐに会いたいあいたい(無理言ってごめんね)ここに来てよ今すぐ
088:銀(ゆづ)
2006/ 10/ 30**
まっさらな記憶の中で懐かしい温度をしてる銀色だけは
087:朗読(ゆづ)
2006/ 10/ 30**
世界中あふれた音に名をつけて朗読しているのだ僕たちは
086:メイド(ゆづ)
2006/ 10/ 30**
海こえた国で会おうねメイド・イン・チャイナの約束波にさらわれ
085:富(ゆづ)
2006/ 10/ 30**
夢に富むバクのお茶会ああそれは私があの頃持ってたものだ
084:世紀(ゆづ)
2006/ 10/ 30**
世紀末スカイフィッシュが横切った空に向かってただ走り出せ
083:拝(ゆづ)
2006/ 10/ 30**
真冬日はくちづけひとつが拝観料大仏さまが差し出す頬に
082:整(ゆづ)
2006/ 10/ 30**
プリクラを整理している 頬よせて笑いあってた し あ わ せ だ っ た
081:硝子(ゆづ)
2006/ 10/ 30**
幸福なままでいられるわけはなくいつか硝子の靴も砕ける
080:響(ゆづ)
2006/ 10/ 30**
僕たちはいつまでもかなしい音を響かせながら眠りつづける
079:芽(ゆづ)
2006/ 10/ 30**
春だから芽吹いてもいい恋心 そんな予感で電車に乗った
078:予想(ゆづ)
2006/ 10/ 30**
恋人がそう言うことを知っていた予想したままの未来だった
077:針(ゆづ)
2006/ 10/ 27**
針千本分の約束 その細い小指はちぎれてしまうね、たぶん
076:あくび(ゆづ)
2006/ 10/ 27**
手探りですすんだ恋を思い出すあくびひとつもできずにいたね
075:打(ゆづ)
2006/ 10/ 27**
教会にて打ち鳴らす鐘しあわせを運ぶ音だとあなたは言った
074:水晶(ゆづ)
2006/ 10/ 26**
取り出した水晶体に映ってるこのまま私だけを見ていて
073:トランプ(ゆづ)
2006/ 10/ 26**
有罪を言い渡します盛大なトランプ兵のラッパの中で
072:箱(ゆづ)
2006/ 10/ 26**
パンドラの箱を抱えた少女らがほろんだまちをスキップしてる
071:老人(ゆづ)
2006/ 10/ 26**
日当たりの良いベンチにて老人は真昼間の夢をただ見つづける
070:章(ゆづ)
2006/ 10/ 26**
いつまでも待たせてごめん今もまだ最終章の玉座にいる魔王
069:カフェ(ゆづ)
2006/ 10/ 26**
お気に入りなのよと言って笑ってた彼女のいないカフェはひとりだ
068:報(ゆづ)
2006/ 10/ 26**
鉄分が不足しているせいだろう報連相がさびついている
067:事務(ゆづ)
2006/ 10/ 26**
道筋は正しく生きる事務的にキスして体を重ねてばいばい
066:ふたり(ゆづ)
2006/ 10/ 26**
携帯が光ってまぶしいいつまでもふたりでいれると思っていたの
065:鳴(ゆづ)
2006/ 10/ 26**
からっぽの籠で少女はいつまでも鳴かない鳥を飼っていました
064:百合(ゆづ)
2006/ 10/ 26**
ワッフルのくぼみの中で絡まりあう百合たちが細い声で歌うよ
063:オペラ(ゆづ)
2006/ 10/ 26**
大丈夫だよって言ってほしいのね オペラ歌手に頼むといいよ
062:竹(ゆづ)
2006/ 10/ 26**
先割れの竹刀を喉につきつけた放課後あなたはもうひとりじゃない
061:注射(ゆづ)
2006/ 10/ 26**
これ以上消えてくものがないようにと祈る注射針が沁みこむ
060:韓(ゆづ)
2006/ 10/ 24**
王道の中の王道つっぱしる韓流ドラマに恋をしながら
059:くちびる(ゆづ)
2006/ 10/ 24**
食べちゃっていいよと誘惑 紅ひいた赤ずきんちゃんのいちごのくちびる
058:抵抗(ゆづ)
2006/ 10/ 24**
抵抗をしてみせる夜(ほんとうはひとりきりでも生きていけるの)
057:鏡(ゆづ)
2006/ 10/ 24**
今日もまた疑う余地のない笑顔 鏡の中で私が笑った
056:とおせんぼ(ゆづ)
2006/ 10/ 24**
とおのころゆめみたみらいにとおせんぼしつつ今日もOLでいる
055:頬(ゆづ)
2006/ 10/ 24**
頬杖をついて思ったやさしさはここからきているものではないと
054:虫(ゆづ)
2006/ 10/ 24**
全身をなめるみたいにのぼってく虫唾(たとえばあなたのことば。)
053:ブログ(ゆづ)
2006/ 10/ 24**
喜びのブログだけを教えましょう(秘密の日記は鍵をかけてる)
052:舞(ゆづ)
2006/ 10/ 24**
舞うように刺してるあなたの心臓を蜂になったこのわたくしが
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