--.--.--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2009.11.30

096:マイナス(はせがわゆづ)

あたたかなマイナスイオンへ変わってくあなたの最後のため息だった
スポンサーサイト
2009.11.30

095:卓(はせがわゆづ)

ノスタルジー色した記憶にはふたりで囲んだ小さな丸い食卓
2009.11.30

094:彼方(はせがわゆづ)

見ていたのははるか彼方の空だったきみのまぶたにはそれしかなかった
2009.11.30

093:鼻(はせがわゆづ)

傷のないいちごみたいなきみの爪の甘い匂いが鼻腔をくすぐる
2009.11.30

092:夕焼け(はせがわゆづ)

七色だったのかもしれない飛び越えた先できみが見た夕焼けの色
2009.11.30

091:冬(はせがわゆづ)

うまれゆく冬の終わりに透明の階段のぼる夜更けのはだし
2009.11.30

090:長(はせがわゆづ)

寄り添ったふたりに長いマフラーはつなぎとめるにはまだ足りなくて
2009.11.30

089:テスト(はせがわゆづ)

無言のまま過ぎてしまった昼休み心理テストの結果は知らない
2009.11.30

088:編(はせがわゆづ)

こわがりの睫毛が編んだ春先の真夜中しんと帳が降りる
2009.11.30

087:気分(はせがわゆづ)

ミュールはきかえるつまさき最近は気分屋なのって笑っていたね
2009.11.30

086:符(はせがわゆづ)

つよがったあなたの隣ではいつも四分音符を丁寧に刻む
2009.11.30

085:クリスマス(はせがわゆづ)

次のクリスマスは会えないらしいってネオンはやたらとまぶしいくせに
2009.11.30

084:河(はせがわゆづ)

モカ色のマフラー揺れる河川敷そろそろ息が白くなるころ
2009.11.30

083:憂鬱(はせがわゆづ)

柑橘の酸味がひろがる鮮やかな憂鬱のせたあわいくちびる
2009.11.30

082:源(はせがわゆづ)

もどかしい見つめた先の遠すぎる色とりどりの光源のうず
2009.11.30

081:早(はせがわゆづ)

にわか雨ばかり降ってる早朝の着信ランプはすこしつめたい
2009.11.30

080:午後(はせがわゆづ)

泣きそうなあなたの午後を包みこむできたて卵のような温度で
2009.11.30

079:恥(はせがわゆづ)

暮れる空に今だけ許しを願ってる花恥ずかしく染まった指先
2009.11.30

078:アンコール(はせがわゆづ)

厳かに終焉を迎えた夜桜はアンコールを背に艶やかに去る
2009.11.30

077:屑(はせがわゆづ)

キャラメルの最後のひとつをとっておく 屑入れにはもうなにも増えない
2009.11.30

076:住(はせがわゆづ)

宝物箱がなくなり住み慣れた部屋にぽっかりあいたスペース
2009.11.30

075:おまけ(はせがわゆづ)

レプリカのおまけが微笑むゆっくりととろけはじめたチョコに抱かれて
2009.11.30

074:肩(はせがわゆづ)

触れていた指先ばかり思い出す 肩口に残ったいつかの微熱
2009.11.30

073:マスク(はせがわゆづ)

朝靄が滲んでマスクの内側には音にならない声がしみこむ
2009.11.30

072:瀬戸(はせがわゆづ)

ラメントの花嫁に捧ぐ瀬戸際のブルーローズをその手にひとひら
2009.11.30

071:痩(はせがわゆづ)

カナリアは静かに聞き入る痩身のあなたが紡ぐ音のすべてを
2009.11.30

070:CD(はせがわゆづ)

雲間からのひかり不確かに反射するCDケースの小さなひび割れ
2009.11.30

069:隅(はせがわゆづ)

瞬きの隅で見つけた揺れている細い睫毛のすきまにビー玉
2009.11.30

068:秋刀魚(はせがわゆづ)

紆余曲折経てひとりきりくろこげの秋刀魚を前に懺悔している
2009.11.30

067:フルート(はせがわゆづ)

森に眠るくちびるそれはフルートの音色によく似ていたのでしょうね
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。